児童への性的虐待容疑に問われていたマイケル・ジャクソンが
無罪という評決がでて、実刑は免れたものの、
今後の音楽活動にどのくらい影響されるか話題になっている。

米国の裁判制度での陪審員制についても話題になっている。
陪審員とは、一般市民の中から選ばれ裁判に立ち会い、
判決決定に参加する12名の人たちのことだ。

日本では、この制度は採用されていないので馴染がない。
『十二人の怒れる男』で、陪審員による法廷が描かれている。
1957年の米国映画。映画や舞台でしか触れることができない。

これをモチーフをした『12人の優しい日本人』がある。
三谷幸喜率いる東京サンシャインボーイズの作品だ。
舞台では何度も再演され、映画にもなった傑作である。

ほぼ陪審員室のみの会話劇ながら、引き込まれてしまう。
三谷幸喜らしく、すべての人がキーマンであり主役だ。
密室だけのドラマ。会話だけでこれだけ面白くできるのか!

舞台は最初から最後まで会議室の中。
他にはせいぜい廊下ぐらいしか映らない。
音楽も『ピアノソナタ15番』の一曲。

同じく三谷幸喜脚本の『笑の大学』がある。
密室で二人の会話劇。よけな場面があるがこれも傑作である。
全編フルCGもいいが、金をかねなくても面白くできる。

『12人の優しい日本人』の再演が決まった。ぜひ観たい!

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