2008.08.08 Friday
毎年、音楽CD、書籍、マンガの気に入った作品を選んでいる。
公表したりしないが、3作品選び、手帳に記入している。
いまのとこ、書籍は『赤めだか』。マンガはまだない。
昨年、ダイヤのA、金魚屋古書店とプルートゥを選び、
ベストエピソードがあれば、それも記録している。
3日前に買ったマンガに現時点のベスト作品に出会えた。
金魚屋古書店7巻『白い漫画本』だ、これは佳かった!
作品を見る目がないことに悩む美術学校生の話だ、
その中に、久しぶりに心をガーンとうつ台詞があった。
クリエーターが他人を啓蒙してどーすんだよ。
誰にも負けないすばらしい作品なんてものはこの世にないし、
そんなものは要らないんだよ。
そうなんだよ、僕らデザイナーが一番悩む問題を、
一気に解消してくれる台詞だ。
ちなみに啓蒙とは、人々に正しい知識を与え、導くこと。
好きなマンガや音楽の話をすると、昔から莫迦にされた。
何故そんなこと言われるのか分からなかったし、
自分の考えを改めようとはしたことなかった。
改めないことに批難されたことも少なくない。
iPodに批難される楽曲やアーティストが収録しているし、
カバンに入っている本は、売れない作品だもんな。
このマンガを読んでから、それらが誇らしく見えてきた