2009.11.01 Sunday

昨日に続いて、嫌な話。
立川流の噺家・立川文都さんが胃癌んのため死去した49歳。
文都さんは僕が大好きな落語家のひとりだ。

もうメチャクチャ哀しい、心がポッカリ穴があいたようだ。
今年の3月に末広亭での高座を見たのが最後だった。
その時は、師匠・談志との話をしてくれた。

今年始めから、高座に上がることが少なく、心配だった。
その後、兄弟子のブラックさんのブログで癌だと知った、
そんなことまで、師匠を受け継いでどうするかと思っていた。

ヤフーニュースなんかで取り上げないくらいの無名だけどね。
昨年、運良く、一緒に飲むことができたんだよね、
面白い雑談をしてくれたことを思い出す。

文都さんは、談春の2週間前に入門し、
修業時代、談春、少し兄弟子の談々とのエピソードが、
『赤めだか』で詳しく書かれている。

談々・文都・談春、後輩志らくの4人が同時に二つ目に昇格。
談春にとって、入門以来ずっと一緒に修行した戦友だ、
でも、談春より地味で華がないが、それが妙に噺家ぽかった。

立川流は、必ずとっていもいいほど、皆談志の真似をする。
枕で、志の輔がやる談志の真似とか談春がやる談志の真似の、
真似を披露してくれた、その分析を可笑しくしてくれた。

文都さんのブログで、師匠から連絡があったと書かれていた。
談志としても、弟子が同じ病気で先立たれるのは無念だろう、
数年前に談々も逝っている、談春の悔しさも相当なものだ。

いま頃、天国で談々や円楽たちと高座にあがっているでしょう

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