2012.03.12 Monday
あれから1年が経ちました。
1年前仕事で大塚にある小さな出版社で作業後、
駅の構内は帰宅難民で溢れていたが、一人改札口に入った。
西武鉄道は、24時間運転すると発表したからだ、
が、西武線の最寄駅までガラガラの電車で移動できた。
交通情報を正確にしないから帰宅難民が増えるんだ。
その間、ツイッターで様々な情報が流れていた。
仕事仲間からそれは真実、それはデマ…
メディア側の人間でさえ、何が本当か分からないのだ。
節電でモニターの明かりだけで、余震に震えながら仕事。
2.3日後雑誌の震災特集のレイアウトをすることになり、
某編集部でTVでは報じない悲惨な写真を選んだ。
震災後自分ができることは、現地の状況を伝えることだ。
が、これは掲載できない、これは大丈夫だろうと、
僕らは、なんら違和感もなく選んだ情報を報じていた。
その後嘘を発表する政府、事実を伝えないマスコミなど、
現在に至るまでそのことは何も変っていない。
僕はTVを観なくなったが、それでもメディア側にいる。
この1年で整体の技術と知識を身に付けた。
震災で疲れた方々の身体を癒すことが出来るようなった。
報じること癒すことができるがどちらを選ぶだろうか。
選んだ技術を生涯の仕事になるんだろうな