2007.08.02 Thursday

作詞家の阿久悠さんが亡くなった。
生前2回程お会いしたことがある、
ともに、以前在籍していた音楽事務所のときだ。

事務所の御大との対談をスチールを撮るために立ち会った。
その際に、阿久悠サイドから忠告があった、
とても変わった人なので気をつけてくださいと。

まぁ、御大もかなり変わった人なので、接し方は分かる。
自分勝手、他人を信用しない、常に高いところにいる、
そんな大御所が対談をすると、どんな絵が撮れるかな?

凄かった、絵にならないのだ、お互い接しようとしないのだ。
対談で、接点をみつかれば、互いの身体が近づいてくる、が、
このふたりは、ドンドン離れるのだ、身体が反っていくのだ。

さらに、お互いの声が小さくなっていくのだ。
VTRを録っていたので、ラインを使っていたので、
音声モニターから相手の声がようやく聞き取っている状態だ。

最終的にお互いが近寄らず、別な話を一歩的にしている。
社会に適応しないふたりらしい対談だったことを思い出した。
拳が熱く震えなくなったのは、大人になったことかな?

昼、久しぶりにみそ汁がゆっくり飲める食事ができた。
だが、食堂なのにコーヒーのみ注文するオヤジが来た、
タバコを吸い始めたので、オヤジから離れた席に移動した。

拳が震えるどころか、机をひっくり返したい感情がうまれた

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