2008.01.17 Thursday

日本郵政の古紙40%の年賀状で、
古紙成分が1〜5%のものがあったことが分かった。
納入元の日本製紙が、無断で配合率を下げたことを認めた。

また、コピー用紙でも同様の偽装を行っていたこという。
このことをニュース番組でトップで報道、
路上で、一般市民が憤慨している様子も見られた。

このことで、非常に温度差を感じる。
この事実は、業界では常識で、誰もが知っていることだ。
古紙100%は、値段が高く、質も最悪ってことも常識だ。

古紙を使った紙をリサイクルペーパー(以下RP)というが、
クライアントから要望があると、質が悪いと説明する、
なるべく、%が低いモノを使用することを薦めていた。

以前『R100』のマークを見たことがあると思うが、
いまでは、見られない。それは、100%ができないからだ。
コストがかかるので昨夏、廃止したのだ。

このことは、日経で掲載されたので、隠している訳ではない。
以前、本当に100%配合率した紙を見たことがある、
世間が好む白い紙ではない。昔見た藁半紙のようだ。

古紙を配合したうえ、紙を真白にするのは30%以下だという。
世間では、RPを全て100%だと勘違いしているようだが、
ずっとむかしから古紙100%のRPなんてなかっただよ。

この事実を出版界がどう扱うか分からない。
テレビで騙されたと言われると、非常にこころ苦しい。
真白な紙は、業界で嫌われている。少し沈んだ感じがいい。

いつもより、長文になったが、別に騙した訳ではない

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