2005.12.30 Friday

芝居を観に行った。三谷幸喜作「竜馬の妻とその夫と愛人」。
東京ヴォードヴィルショーの舞台。
佐藤B作、平田満、あめくみちこ、佐渡稔の4人芝居。

この芝居、竜馬は出てこない。出ないけど存在感がある。
竜馬が死んで13年たった話なので当然だ。
舞台は、とにかくテンポがよかった。

ヴォードヴィルショーが初めてだったので、
佐藤B作をはじめ4人の長セリフには圧巻だった。
しかし、三谷作品としてちょっと心残りがあった。

たくさん小さな笑いがあるのだが、
ひねりがない。伏線がない、どんでん返しがない。
一番不満がオチだ。読めてしまうオチは三谷らしくない。

三谷作品は再演毎に書き直すと言うが、
今回はどこを書き直したのかと一緒に観た友人と話になった。
新選組!で書きまくった土佐弁なのかな?

しかし、三が日に古畑、新選組の4ホン、
再演した竜馬と、12人の優しい日本人、
そしてもうすぐ公開の有頂天ホテルがある。

来年11月にヴォードヴィルショーに新作を書くと言いう。
いったいどんなスケジュールでかいているのか?
たぶんひとりじゃなく、株式会社作家になったのだろう。

観劇後のビールはあまりうまくなかった

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