2006.12.24 Sunday

『サイボーグ009』の完結編が小説として発売された。
石ノ森章太郎の構想ノートをもとに、
息子が書いたのだ。ハードカバーで全三巻だ。

石ノ森さんのライフワークだった『009』。
手塚治虫の『火の鳥』藤子不二雄の『ドラえもん』
水木しげるの『鬼太郎』と並ぶ作家のライフワーク作品だ。

初出は、僕が生まれる前だ。
その頃の作品を読むとメチャ驚く。
絵が動いているのだ、何度読んでも動いて見えるのだ。

そんな、009は、完結していない。キング、マガジン、ジャンプ、サンデーなどに連載したが、
連載終了もしくは打切りされては、復活しているからだ。

石ノ森氏は「神々との闘い編」で完結しようとしたが、
これが難解すぎて打切りになった、僕がまだ3歳頃の話だ。
いま読むとワクワクするほどクオリティの高い作品だ。

なかでも、008の体全体をうろこ状に改造したことについて、
彼は悩み003がギルモア博士を非難するなどのシーンがある。
その30年後『完結編』を発表予定だったが、氏が他界した。

発売日に買ってまだ読んでいない。読むのが怖いのだ。
全三巻が全て揃ったら一気に読むつもりだ、
でも気になってしょうがない、耐えられるかな?

ドラえもん、火の鳥同様に完結できないままでいいと思う

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