2005.07.06 Wednesday
ようやく『タイガー&ドラゴン』最終回を見ました。
最終回というのは、その1回前の放映が事実上の最終回で、
最終回がその後始末的物語が多いようです。
最終回は『子は鎹』。
『子別れ』はとても長い噺。3部作の最後が『子は鎹』だ。
全11回とSPで、全てが古典落語が元になっている。
私は、『猫の皿』『明烏』『饅頭怖い』を知っていた。
噺を知っていると宮藤官九郎がどうアレンジするか楽しみだ。
『子は鎹』はハッピーエンドなので安心していた。
私の予想では、旦那が真打ちになって出世した竜二。
別れた奥方がどん兵衛、子どもが虎児だと思ったが、
見事にはずれた。子どもは虎でも竜でもなかった。
しかも、竜二の見せ場が虎児に喝を入れる場面だけだ。
竜二を噺家に戻したのは虎児だもんだもんね。
これぞタイガー&ドラゴンだね。
全回通して一番面白かったのが、『猫の皿』。
当時の竜二と師匠のやりとりが印象的だった。
『猫の皿』の噺がメインだが、『子別れ』が見え隠れする。
その後から最終回に向けて、『子別れ』が隠れているんだね。
薄〜く何となく、虎が嫁と別れる噺になっている。
さすが伏線はりまくりの宮藤ドラマだ。
竜二主演のSPをぜひ制作して欲しいです。
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